靴紐の結び方や種類を紹介。アレンジの仕方で様々なテイストに|ドクターマーチン
靴紐の種類や結び方をアレンジするだけで、同じ靴でもガラリとイメージが変わることをご存知でしょうか? 履き続けてマンネリ気味になった靴でも、シューレースの結び方や色を変えるだけで、まるで靴そのものを買い替えたような新鮮な気持ちになれます。
今回は、ドクターマーチンらしい靴紐アレンジ術をご紹介します。
8ホールブーツはパンクな気持ちを高めてくれる
アンクルウーンドで
ドクターマーチンのアイコニックモデル「1460 8ホールブーツ」。ハイカット仕様のこのブーツは、余ったシューレースを足首に巻きつけて結ぶ「アンクルウーンド」がおすすめです。
用意するのは長めの靴紐だけで、結び方も難しくないので、誰でも気軽にトライすることができます。紐を巻く際にプルタグの中を通せば、プルタグを外側に向けて癖づけすることもでき、根元から切れてしまうのを防止することにも繋がります。
アンクルウーンドはもともと、パンクファッションで好まれた結び方でした。今ではお洒落なアレンジ術のひとつとして広まりつつありますが、やはりそのルーツであるパンクスタイルには抜群にマッチしますし、パンクな気分も一層高まります。
足元に存在感が出るのはもちろん、靴紐を2周、3周と巻くなど、さまざまなアレンジを試して自分らしさを主張しましょう。同じくハイカット仕様の10ホールブーツもアンクルウーンド向きなので、ぜひお試しください。
3ホールシューズの靴紐を自分らしいカラーで彩ろう
「1461 3ホールシューズ」は、靴紐の色を変えることで、その雰囲気を大胆に変えることができます。
3ホールシューズの光沢感のあるレザーと上品なフォルムはあらゆる色の靴紐を鮮やかに引き立てます。そうして彩られたシューズは、コーディネートの主役としても活躍するでしょう。
例えばシューレースをレッドやイエロー、グリーンなどの鮮やかなカラーにしてモノトーンコーディネートの差し色として使うのもおすすめですし、インナーなどと色合わせにして楽しむのもおすすめ。ホワイトのシューレースは清潔感をプラスできるので、一本用意しておくときっと重宝するはずです。
丸紐はほどけにくい「イアンノット結び」にしてみよう
丸紐は性質上、どうしても歩いているうちに結びがゆるくなりがちです。そこで試していただきたいのが、靴紐が簡単にほどけなくなる「イアンノット」という結び方。一見複雑ですが、慣れてしまえば簡単に結べますし、とても強力な結び方なので、一度覚えておくと便利でしょう。
結び終わりの見た目は蝶々結びと同じなので、激しく動くプロスポーツ選手などもイアンノットにしている人が多いといわれています。
【イアンノット結びの解説】
1. まずは1度、普通に靴紐を結ぶ。
2. 左右それぞれで小さな輪を作る。左手の赤色の紐は、紐を人差し指にかけて手前に、右手の黄色の紐は奥へと垂らす。
3. 黄色の紐の輪を、赤色の紐の輪に通す。
4. 今度は赤色の紐を黄色の紐と同様に黄色の紐の輪へと通す。
5. 左右の手をそれぞれ、輪に通した方の紐に持ち替える。輪の先端を親指と人差し指でつまみながら、ゆっくりと引っ張るのがポイント。
6. 紐を左右へと引っ張れば完成。
60〜80’sのミュージシャン達が結んでいたSTRAIGHT(EAZY)LACING
ロック好きの人なら、ドクターマーチンのブーツは「ストレート(イージー)レーシング」で履いているという人も少なくないでしょう。
これは一番下のホールに紐を通したあと、左右の紐のどちらかを長くとり、すべてのホールに横一文字で通していくという結び方です。この方法で8ホールブーツをタイトに締めて履くスタイルが60〜80’sのミュージシャン達ではスタンダードとなっていました。
それ故にタイトなスキニーパンツやダメージデニムなど、UKロック調のスタイルとは特に相性がよく、やはりロックな気持ちを高めてくれるはずです。紐に負担はかかりますが、結び方としてはとてもシンプル。水平に並んだ紐はすっきりと見えるので、ブーツの美しさをシンプルに強調したいときにもおすすめです。
ご覧いただいたように、紐の結び方や色を変えるだけで、靴の印象は大きく変わります。履き慣れた靴や靴箱に眠っている靴でも、気になったアレンジ術をお試しください。きっとまた愛着を持てるはずです。ドクターマーチンではさまざまなカラーや種類のシューレースを用意しているので、こちらも参考に。