ADRIAN(エイドリアン)タッセルローファー|ドクターマーチン
ローファーの中でもドレッシーな形で人気のタッセルローファー。ドクターマーチンでは、1980年に英国コブスレーンの工場で最初に製造された、通称「エイドリアン」 が今日まで続くロングセラーモデルとなっています。
タッセルローファーがストリートで好んで履かれるようになったのは1960年代。スマートなルックスを好んだイギリスのルードボーイたちが、ショートパンツに白ソックスという着こなしにタッセルローファーを合わせて履いたのが始まりです。
彼らのファッションはイギリスのサブカルチャーに多大な影響を与え、タッセルローファーが一般のカジュアルファッションとして定着するまで、そう長い時間はかかりませんでした。その普遍的なシルエットは今も人気が衰えることはなく、フォーマルからカジュアルまで、あらゆるファッションに合わせて楽しまれています。
ドクターマーチンの「エイドリアン」は甲に取り付けられたダブルのタッセルが特徴です。飴色のアウトソールは、世界に数あるタッセルローファーの中でも唯一無二。ボリューム感のあるシルエットも目を引きます。
一般的なローファーには履き心地が固く、足が疲れやすいものも多い中で、「エイドリアン」は、ソール内に密閉した空気がクッションとなる「エアクッションソール」を搭載しています。歩行時の衝撃を吸収し、軽快な履き心地を実現します。
タッセルローファーの持つ気品と、機能性にも富んだ「エイドリアン」は、あらゆるシーンで活躍する貴重な一足となるでしょう。
コーディネート
<メンズ・コーディネート>
タッセルローファーは数あるローファーの中でも高級感があり、まさにトラッドスタイルにぴったりです。フォーマルなセットアップや休日のシャツスタイルに最適な一足です。
一般的なタッセルローファーと比べてボリューム感のある「エイドリアン」は、ロールアップしたパンツやアンクル丈のパンツに合わせて履くことで、そのエレガントさを一層強調します。その上品な面持ちはラフなコーディネートを格上げする効果もあるので、カジュアルダウンした場合でも全体の品を損なうことがありません。
<レディース・コーディネート>
オフの日の着こなしに取り入れることもおすすめです。例えばニットにデニムというカジュアルスタイルを引き締めるキーアイテムとしても機能し、シンプルなコーディネートをワンランクアップさせます。
歴史
1970年-1970年代末、グラム、パンク、ツートンや初期のゴスが流行した10年間に急発展した英国の若者文化は、数え切れないほどの異なる集団に浸透していきました。ブーツを自己流に取り入れたそれぞれの新しいグループが、先駆者のスタイルをカスタマイズしていきましたが、反体制派のアングラの大部分は、引き続きドクターマーチンを好んで着用していました。1970年代末までに、ドクターマーチンのシューズは英国の若者文化のまさに中核をなす自己表現のシンボルに成長していました。