1461 3ホールシューズ|ドクターマーチン
「1460 8ホールブーツ」と並ぶドクターマーチンの定番シューズ「1461 3ホールシューズ」です。1960年4月1日に生まれた8ホールブーツのちょうど1年後、1961年4月1日に誕生したこのシューズ。発売当初は8ホールブーツと同じく耐久性があり、ハードに履いても壊れないタフな作業靴として、主に労働者たちに履かれていました。
丈夫で発売当初は労働者用のシューズとして知られていた「1461 3ホールシューズ」ですが、時代の流れと共にイギリス中の学生やミュージシャンの間で支持されるようになりました。シンプルでありながらも個性を持ち合わせた3ホールシューズは、性別や年齢を超えて、時代を象徴するアイテムとして幅広く愛され続けているのです。
コーディネート
<メンズ・コーディネート>
汎用性が高く、どんなコーディネートにも溶け込む「1461 3ホールシューズ」。ハイカットの8ホールブーツと違い、ローカットの3ホールシューズはソックスを活かしたスタイリングができることも大きな魅力のひとつです。ホワイトソックスなど、カラーソックスとのコーディネートも楽しめます。
<レディース・コーディネート>
女性ならカジュアルなパンツスタイルに対し、あえてスニーカーではなく「3ホールシューズ」を合わせることでワンランク上のストリートコーデが完成します。エレガントなレザーはハイブランドとの組み合わせでも決して見劣りせず、その個性を足元から主張します。
歴史
労働者向けのシューズとして認識されつつあったドクターマーチンですが、1965年あたりから、突如として文化系のスカを好む初期の頃のスキンヘッズが好んで着用するようになったのです。スキンヘッズは英国の労働者階級の象徴でもありました。その後まもなくして、「ザ・フー」のピート・タウンゼントが自身の労働者階級の誇りと反逆的な姿勢の象徴として、ドクターマーチンを履いた最初の著名人となりました。こうして、第一世代のスキンヘッズとピート・タウンゼントによりブランドの歴史的な流れが変わり、この実用型のワーキングブーツがサブカルチャーにとって不可欠とも言える製品に生まれ変わったのです。